サラリーマン、カフェ経営する

群馬在住、都内勤務のしがないリーマンがカフェをやるまで。

幸せスパイラル

昨夜かなり飲んで、その足で新幹線に乗り、嫁に迎えに来てもらうLINEを送り、さて雑誌でも読んで、そのうちに高崎かな…

…なんて思っていたら、ふと窓の外を眺めたら「安中榛名」の文字が。

 

やべえ、寝過ごした…

 

前回寝過ごしたときは越後湯沢まで行ってしまった。

戻る新幹線もなく、途方に暮れていたところ、JRではそんな人を救済してくれる「翌朝の始発に乗れば、乗り過ごした往復分の電車賃は無料」という神的な措置があることがわかった。

 

今回もそんなことになるのか…

と思っていたが、「安中榛名にはホテルも無いですし、タクシーかあるいは先の軽井沢まで行っちゃった方がいいですよ」

と、JRのお兄さんのアドバイス

 

うーむ、どちらが良いのか…

あるいは、高崎まで来てくれているであろう、嫁に安中榛名まで迎えに来てもらうか。

うん、そうしよう!

 

…と思っていたら、突然、

「あのー、高崎までだったら送りましょうか?」

という声が。

え、俺に言ってるのかな?

 

「高崎近いですし、送りますよ」

 

なんて親切な!!!!!

 

そんなはずは無いと思いながらも、酔っ払っていることもあり、混乱していたが、とりあえずお言葉に甘えることにした。

 

車に乗せてくださったのは、不動産会社に勤務している、安部田さん。

普段は群馬県で働いてるが、この日は都内に出張していたらしい。

 

しかし、黙っていれば10分くらいでお家に帰れたはずなのに、高崎まで行って帰って…をしたら1時間くらいかかってしまう。

僕がJRのお兄さんと話しているのを聞いてしまって、声をかけずにはいられなかったのだろうか。

申し訳ない気持ちと感謝の気持ちが入り交じりつつ、ろれつが回ってないであろう僕の会話の相手までしてくださり、高崎駅と言わず、なんと自宅まで送っていただいてしまった。

 

なんて、神な人なんだろうか。

 

安部田さんに何かしらお返しをしたいというのはもちろんだが、何かしら困っている人がいたら、知らんぷりせず、できる範囲で助けてあげよう、と思った出来事だった。

これを、「幸せスパイラル」というらしい。

グンマー人、最高です!

 

参考

幸せスパイラルとは、リトルバスターズ神北小毬が提唱する理論である。

誰かが誰かに親切をして幸せにする。そうしたらその人がまた別の人を助け幸せにする。そしてまた別の人へ優しい気持ちが巡っていく。その輪が廻ることによってみんなが幸せになれるという理屈。情けは人のためならずと同じ意味。

https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%AB#h2-1