読書記録
「考える力をつくるノート」
この本は、
「どうしたら、もっと効率的に働けるのか」
「どうしたら、高く評価されながら、周囲とうまくやっていけるのか」
「どうしたら健康と生産性のバランスをとることができるのか」
一人で解決できない課題を、指南役である方々の言葉を通じて解決するヒントを与えてくれます。
実際、その通りでした。
たくさんの学びがありましたが、
私が一番刺さったのが、伊藤忠商事相談役でもある、丹羽宇一郎氏のパートです。
以下、サマリーですが、彼が言っている内容を一部お伝えします。
人は何のために働くのか?
大多数の人はお金か、やりがい。
この2つを同時に得る方法は、「課題を持つこと」である。
課題を与えてくれるのにもっともふさわしいのが「仕事」であり、それによって人は成長し、大きな喜びが得られる。
そのため、苦しい状況の方が人を育てるので、今そういった環境にいるなら、喜ぶべきである。
つまり、「ぬるま湯から出なさい」。
実は、人間の能力には差はほとんどなく、「継続した努力ができるかどうか」。小さなことでも、今日からやること、続けることが大事。
努力し、自分が持っているDNAを開花させるべし。
人は苦しんだり悩んだりするから、成長できる。
それと大事なことがもう一つ。
「理性的である」ことも重要。嘘を言わない、隠さない人のこと。
孔子は『論語』の中で「治国三要」として、食糧、武器、信用を挙げ、特に大事にしなければならないのが「信用」だと述べている。
プロジェクトが大きくなればなるほど、人間力が問われる。目を見て判断される。
現代のビジネスでは商品差別化が難しくなり、必然的に企業、担当者の人格勝負になる。
日本には天然資源が乏しく、あるのは「人と技術」だけ。
技術を担うのは人であるから、いかに人を成長させるか、がこれからの日本では重要。
人口が1億人以上もいる日本では経済成長し続けなければならず、生産性向上が不可欠。ゆえに、一人ひとりが成長し、日本の未来を明るくするために努力してほしい。
以上です。
「はい!!」
としか言えませんね。
努力し続けます!